高尾山での講習会が始まりました。
下條です。昨日無事に東京竹芝へ到着し、
さっそく今日から、東京都レンジャーさんたちとの、高尾山での講習会が始まりました。
場所はここ。
琵琶滝と霞台の間の登山道です。
水行道場。
雰囲気があって素敵な道です。
東京でこの冬何度か降った雪の名残もありました。
小笠原から戻ってくると、やっぱり寒い。
今日は、明日から行う作業に当たって、主に下見を行いました。
歩きにくい場所、崩れている場所、危ない場所、、
どのように施工するか、資材は何が必要か。。。
施工もさっそく一箇所だけ。
北海道の9月に作業してるみたいな感じだな~と言っておりました。
明日は15名の都レンジャーさんと作業。
22日まで作業が続きます。
どうぞよろしくお願いいたします。
小笠原を出発
下條です。小笠原での作業が無事完了し、
ついに帰る日がやってきてしまいました。
3時半出港。天気は雨。
雨の中たくさんの方が見送りに来てくださいました。
とっても寂しくなってしまう。
本当に、暖かい人たちです。。
お土産もたくさん・・・ありがとうございました。
皆さん、お元気で!
船は結構揺れました。ひたすら寝るのみ・・・
2時間半遅れで、無事に到着しました。
父島での出来事、まだまだたくさん書きたいことがあります。
少しづつ、書いていこうと思います。
ひとまず今日から高尾山での講習会。
一旦切り替えて頑張ります。
楽しい一か月半を、本当にありがとうございました!
父島、東京都レンジャーさんたち
下條です。
先日二日間にわたって、東京都レンジャーさんと一緒に作業を行いました。
1日目は、三日月山という遊歩道にて。
いつものように、真剣にイメージするところから始まりました。
途中から雨が降りはじめましたが、
さすが屈強な都レンジャーさんたち。
寒い顔せず作業を続けていました。
二日目は、オガグワの森で。
イベントで、島民の皆さんと一緒に作った場所。
都レンジャーさんとも一緒に道づくりを行うことができました。
お疲れ様です!
この日はこの方も作業に参加してくれました。
ブログの達人、父島のガイドのおがちゃんです。
小笠原の情報を毎日ブログにアップしています。
この日のことも書いてくれました!
こちらです↓
元気でにぎやかな都レンジャーさんたちとの作業、
楽しい二日間でした!
記念に、アカギの鍋敷きをプレゼント。
しもじょう
千尋岩でもやりました。
小笠原父島での登山道整備は、毎年ハーロックルートと呼ばれる
千尋岩への道を行なっています。
今期で5年目になりました。
終点の千尋岩はびっくりするほどの素晴らしい眺めなんですが、
いつも裸地化と土壌流出が気になっていました。
5年前と現在の写真です。約20㎝は土壌が無くなっています。
この基準杭もいつまでもつでしょうかね。
こちらも5年前と現在の様子。
一見変化はないように見えますが・・
根の部分を拡大してみると、やはり土壌が無くなっています。
一部分だけでなく、全体が減っているので流出している土壌の量はかなりのもんです。
海から見るとハートロックは赤く見えますが
この流れた赤土が赤く見せているのかもしれません。
3年前にはとりあえずでも侵食を止めなければと、一部で土留めを行ないました。
斜度がある場所は踏圧だけでなく流水によるガリーも見られます。
高山帯と違い、植物の復元力は高いので、土壌が安定すれば
土留めが崩れる前に植物によって土壌が固定される可能性に賭けて見た場所です。
施工前後。
施工から3年経つとこうなっています。
もう少し植物がはびこれば、木柵土留めが崩れても
土壌は崩れなくなりそうです。思った以上の復元です。
ですが、土留めだけでは植生の復元が起きない場所もありました。
木柵土留めで作った小段からは植物が復元するかと思いきや・・・
3年経っても兆しが見えませんでした。
観察すると、芽は出てきているのですが、土留めを越えて落ちてくる土砂のために
芽がすぐに埋まってしまっていました。
こういう時に活躍してくれるのが、これですね。ヤシネット。
小笠原なら一年だけでも良いから土壌が安定できればきっと植物が復元するはず。
そしてここでも・・
今期は試験的に少しだけヤシネットによる施工をやらせてもらいました。
赤土の流出を食い止める作戦です。
大雪山でもやりました。あれです。
まずは1m×15mを縦に半分に。
周りから土砂を集めて・・
ネットの上に適量を盛ります。
良い感じです。
そして海苔巻きのように巻く。
大雪山と同じ絵ですが、風景が違います。これもまた良いです。
並んでいる数m後ろは断崖絶壁です。
また土を集めて・・
巻く。
皆さんすぐにコツを覚えて、「密に締めろ!!」「膝を使え!!」
などと掛け声が飛びます。
直径10㎝以上の土留めがすぐにできます。
これを丸太や石材でやろうと思ったらどれだけの労力が必要か・・
考えたくもないですが、現地に礫や土砂があればネット施工は簡単です。
べた張りも試しています。
踏圧や乾燥による土壌浮き上がりで侵食されている斜面。
一部にネットをべた張りして様子を見ます。
ネットと路面に隙間ができないように丁寧に作業します。
見た目はワイルドな人たちでしたが、作業は繊細にこなしてくれました。
流れてくる土砂がこの土留めで止まり、植物が育つ土壌環境が出来ますように。
これ以上の土壌流出が止まりますように。
まずは試し。結果を観察し次につなげていく。
自然は人間の思い通りにはなりません。
手をかけて、育てるつもりで。
技術力よりも、自然の変化に合わせていく心情を大切にしたいです。
オガグワ、千尋岩での毎日
下條です。昨日はとても天気が良かった為、現場に向かう途中で急きょ、
今日は遊んで来いと、お休みをいただくことになりました。
皆は千尋岩へ。
泳いだりサメバーガーを食べたり、
とても楽しかった~!!という一方で、
作業の様子はどんなだったのかなとか、あそこはどうなったのかなとか、
写真とりたかったなとか、そんなことを思うと、
作業している姿はいいなあと改めて思い、
色々写真を載せたくなりました。
父島のまち
下條です。たまには父島のまちの様子をお届けします!
ほぼ毎日作業ですが、雨が降ればお休みになったり、作業後に寄り道したり、
仕事前に浜辺に行ったりもしています。
怪我をして作業に参加できなかった日は、桜を見てきました。
見ていたお姉さんが、彼岸桜だと教えてくれました。
マンホールもかわいいです。
新デザインと旧デザイン。
歩道にはいろんな小笠原の動物たちが。
たまにお世話になるおにぎりやさん。
島民の方々にも大人気なので、朝いちばんで買いに行かなきゃ無くなります。
横の缶の中に代金を入れて行く、セルフサービスです!
ヤギに注意。
アカバという魚の歯を磨いてあげることもできます。
そして今日は、おがさわら丸の久しぶりの入港日。
ドッグ期間、点検の為20日間入って来なかったフェリーがついに入ってきました。
ドッグ期間中島を出ていた島民の方も含め、今日のおが丸で約500人が上陸したそうです!
今朝まですっからかんだった食材売り場も
夜には棚に食材ぎっしり!
ドッグ期間中は観光客もいないため、お土産やさんも閉まっているところが多いですが・・・
今日はなんと開いている!!
こんなお店があったのか~!!
ドッグ期間中の静かな町も好きでしたが、
町中が賑わっているのもいいですね。
そしてやっぱり海はとっても綺麗です!
亀はまだ見れていませんが、亀のお肉は頂きました。
美味しかったうえに栄養満点だそうです。
足が治ったのはこれのおかげだと思っています!
小笠原生活も残りわずか。
ぞんぶんに楽しんでいきたいです。
しもじょう
オガグワの森 道作り体験会
下條です。
2月4日(日)、島民参加型イベント「オガグワの森道作り体験会」が開催されました。
総勢51名の参加となり、その勢いに圧倒されました!
当日の様子をスライドショーにしたので、ぜひご覧ください。