大雪山 愛山渓から沼の平めぐり

7月12日、愛山渓から沼の平まで歩いてきました。
 
ここは大雪山の中でも近自然工法の整備が多く施工され、
古い施工だと10年近く経ちます。
施工の良し悪しは時間がたつとよくわかります。
自分が施工したものもたくさんあるので、点検がてらよく登ることにしています。
 
登山口発は、15時です。いつも遅い。まぁ日が長いからいいかな。
 
         愛山渓温泉。登山口はすぐ近く。ひなびたいい温泉。
         この時は雨の気配は全然なかったのに・・。
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          入林箱が新しくなっていました。土台は曲がったままだけど・・・。
          近くにはトレイルランニング大会の標識も。
          本日の登山者は自分を入れて二人だけ。
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登り始めてしばらくは樹林帯の中。どこかにクマもいるはず。
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小さな石組み階段。10年近く経ち風景に馴染んでます。崩れもない。
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太めの倒木処理後。よく見るとノコギリで切ったような跡が・・。
かなりの苦労が見て取れます。だけどチェンソーなら数分作業だけどね。
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三十三曲り分岐。看板が年々傾いているような・・。
ここから滝コースと三十三曲りコースに分かれます。今日は三十三曲りへ。
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施工後3年ほどの石組み階段。採石場からの石材は自然石と違い馴染みが遅いです。
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10年近く経つ石工職人の施工。崩れなし。見た目良し。
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今年は崩れている石組みを直すことが、業務としてできそうです。
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樹林帯を越え、沼の平分岐にほど近い松仙園への分岐(八島分岐)。
やぶやぶで道わからず。通行止めになってます。
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木道に出ると平坦な道のり。
このあたりになると道脇に花が目立ってきます。
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木道付近の草花
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半月湖はほとんど出ていません。登山道も。
ここは8月くらいまで雪が残る場所です。
この付近でエゾユキウサギが走り去っていきました。
だんだんと怪しくなる雲行き。
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昨年補修整備した木道と排水。
ガタガタだった木道を固定し、排水処理をしました。うまいこと機能してます。
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歩きにくい個所も簡単な施工で歩きやすくなり、人による侵食が減ります。
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人の歩く木道と水の流れる道、どちらも意識しつつ施工すると壊れにくいようです。
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六の沼に到着。
昨年はこのグレーチングが木枠ごと流されて回収したこともありました。
とりあえず今年は無事です。
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六の沼より上、当麻乗越まではやぶやぶです。
雪渓も一部ありそうです。
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行きは晴れだったのに、帰りの半月湖では雷雲も。
暗くなったと思ったら大粒の雨。
大急ぎで下山しましたが登山口ではほとんど降ってませんでした。
約2時間半の登山。今度は登山道整備に来ます。
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