トムラウシ 登山道整備 その二

今月から始まったトムラウシの登山道整備の様子です。
登りはじめて1時間半ほど、カムイ天上上部の「新道」と呼ばれる部分は
ぬかるみがひどく登山者からはかなりの苦情が寄せられていました。
 
今回、地元山岳会が中心となりぬかるみ解消のための整備が行われています。
 
何はともあれ、まずは荷上げ。
120㎝の丸太400本を現地まで運びます。  人力で。
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7月11日は新得山岳会をはじめ環境省やボランティアの方々など総勢30名で
丸太運びをしました。
一人2本から6本、それを2往復。後半は皆さんかなりくたびれていました。お疲れ様です。
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15,16日は荷上げと丸太を組む施工です。
今回はぬかるみ解消のため木道と排水溝を施工しました。
 
排水溝 施行前                         施工後
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木道やステップ
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材料が少ない中での施工なので最低限のことしかできません。
今後は現地の風倒木も活用し、崩れにくく歩きやすいものを作りたいです。
 
整備後はいつもトムラウシ温泉に入るのですが、そこではよく登山者に怒られます。
トムラウシ百名山の中でも別格の山だ。その登山道がこんなにひどくていいのか!」
確かに「新道」のぬかるみは別格です。何とかしなくては。
 
今シーズンは「新道」の半分を整備するため、まだしばらくは施工が続きます。
地元の人とともにがんばりますよ。