初夏の夕張岳
7月7日、夕張岳に行ってきました。
聞いてはいましたが、登山道へ至る林道の長いこと。
また、駐車スペースが狭く30台位しか停められないようです。
10時ころに登山開始だったので(遅い・・)駐車場はほぼ満車。
平日でこの状態では、これが休日だったらどんだけ混むんでしょうか。大変そうです。
登り始めて程なく樹林帯の急登。けっこう長く、汗だくになりました。
冷水の沢(水場)がありがたかった。
望岳台から風景が変わり始め、視界が開けてきました。風通しも良い。
残念ながら石原平のシラネアオイの群落は、すべて咲き終わっていましたが
これだけの群落が満開であれば見事なもんだと思います。
樹林帯の登山道の浸食は思ったよりもひどくはなかったですが、気の根が裸出して
段差が大きくなっていたり、これから一気にきそうな箇所は多くありました。
今のうちに予防しておきたいものです。
憩沢の水場を抜け木道が始まると、前方が開け山頂も見えやる気がでてきます。
そして花も多くなります。
花の名前を覚えるのは苦手な方ですが、写真を撮り、調べてみると咲いている花だけでも
50種類以上はありました。群落は小さいですが種類は豊富のようです。
がま岩
シラネアオイ ハクサンチドリ
シソバキスミレ(違うかも) イワベンケイ
残念ながらユウパリコザクラは木道付近には見えず(双眼鏡では見えたのですが・・)
ユウパリソウは満開の時期は終っていました。その他固有種もあったようですが、
素通りしてしまったようです。
山頂からの展望は素晴らしいものでした。
天気が良く、遠く大雪の旭岳まではっきりと確認できました。
付近の奇岩のある風景もなかなかのものです。
帰りに妙なものを見ました。
沼のほとりにある柵
植物帯の中に柵があり網で囲ってあります。
もしやと思い、近くにいたパトロールの方に聞いてみましたが、
貴重な植物をシカの食害から守るためと言っていました。なんの植物なのかは聞けず。
間違いなく固有種だと思いますが、ここまでしなければならない状況とは
なにやら悲しい心持ちになります。
人間の盗掘に加え、シカにも食べられるとは・・・。種が消えぬように願います。
15:30にフラフラになりつつ下山。いい山でした。