昨夏、朝日連峰での講習会の記事

1月末の読売新聞(山形)に、昨夏、朝日連峰で行なった登山道整備講習会の
記事が載っていたのを教えてもらいました。
飯豊朝日の山守人を代表する井上邦彦さんのエッセイです。
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自分は技術講師として参加しましたが、
こちらのほうが学ぶことが多くあったように思います。

山岳管理の時、常々思うのは「技術だけでは山は守れない」ということ。
技術を使うのは人間であり、地元の方々です。
地元の方々の郷土愛がなければ、どんなに良い技術でも正しく機能していきません。
山の自然があるから、その恩恵を受けた地域があり、文化が出来ます。
自然を守るときには「地域の文化を守り引き継いでいく」という
気概がなければならぬ、と思っています。
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飯豊朝日の方々の郷土愛は並々ならぬものがありました。
斜里岳清里町)や小笠原諸島でも郷土愛という土台はしっかりとしています。
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はたして大雪山はどうか。
大雪山も個々を見ると素晴らしい方々がたくさんいて活動しているのですが
地域が広すぎるということもあり、まとまりがないのがとてももったいない。
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飯豊朝日の方々との交流から、こちらの足らざる面がはっきりと理解できました。
技術よりも大切なこと、とても勉強になりました。

今後は技術交流だけでなく、地域間の交流もできたら嬉しいですね。
次があったら大雪山から皆で行きませんかね。