表大雪地区情報交換会

12月21日
今年も大雪山の関係者が集まり、今年の報告を行う情報交換会に出席してきました。
行政、山岳会、研究者、ガイド、山の業務を請けている人たちなど総勢50名以上。

自分も北海道山岳整備として今年行った施工や講習会などの報告をさせてもらいました。
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今年も、一般登山者が参加する整備や、
PDCAを考えた施工
ようやくできた大雪山での新たな施工など
いろいろと進歩があったような気がします。

関係者の基本的な考えも変化があり、少々驚きもありました。
話の中で姿見園地での整備が取り上げられるようになりました。
観光客が多いこの場所は、数年前までは施工の必要がないといわれていた場所です。

優先順位を考えると大きく崩れた場所に目が行きがちですが、
高い段差に苦しんでいる観光客に対応することも優先順は高いんです。

今後は多くの人が利用する場所から考えよう、となったようです。
よくよく考えると当たり前のことですが、最近、当たり前のことを伝えるのは
とても重要だ、ということに気が付きました。
正確な現場の情報を提示し、それに対応する手段を提示できるようになったとき
じゃあやってみよう、と思う人が多いことがわかってきました。

「現場を伝えること」「技術を伝えること」が大雪山における自分の役割でしょうかね。
資料を作って伝えるというのは大事ですね。

ただし・・・
本当は・・・
そんなことよりも施工して自然が復元できるようになるのが一番やりたいことです。
理屈をこねまわすのは大嫌いです。
アピールするなんてことも嫌い。

大きく崩れた場所であっても人知れず施工をして、
施工したことを気づかれずに昔からそうだったように、
崩れがなくなり植物があり、登山者が景色を見ながら何気なく通っている。

そんな感じにするのが理想です。
ようは施工がしたい。

でもなぁ、きっと来年も苦手なことをしなきゃならないんだろうな。
仕事とは苦しいこともあるもんだ。
頑張らねば。


情報交換会の中ではいろいろと話すべきこともあったのだけど
なんだか体調が思わしくなく、やたらと寒い。
しゃべる気にならない。
おかしいなと思って家に帰って熱を測ると・・・
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すぐに病院行って調べるとインフルエンザではなかったのでほっとする。
病院の先生には熱のわりには元気だな、と笑われる。
体は丈夫なほうなんですがね。

報告書作成もようやく終わりが見えてきた。
最後の踏ん張りだ。

そして、来年早々には小笠原諸島での整備が待っている。

とりあえず、少し熱下がってくれんかな。