トマトジュースが出来てきた
おかファームです。
7月も下旬になり、とうとう今年のトマトジュース作りが始まりました。
7月の初旬にはかなり赤くなり、今年は早いかな、と思っていたのですが、例年並みですね。
中玉トマトのシンディスイートという品種を作ってます。
実はトマトつくりの中でも、収穫には最大限の注意を払います。
おかファームの社員でも、収穫をできる人は一人しかいません(3人の会社だけどね)。
赤くなり「もう食べれる」と思っても収穫担当者は「まだ早い!!」
このとき、糖度を測るとだいたい9度。これでも充分甘いトマトですが・・
さらに10日間ほど待った時、ようやく「もういいね!」
糖度を測ると最高で11.5度!!
収穫担当者によると、トマトはオレンジ色から赤、その後深紅で完熟になり、少し色が戻って
薄くなったときには酸味が抜け甘みが強いトマトになるのだそうです。
自分にはほとんど同じ色ですが・・・
今年は水を切り過ぎたせいか少々小粒が多いですが、
糖度は抜群に高くなりました。
おそらく、糖度だけでなく、ビタミンや栄養素も凝縮していると思います。
洗ってからカッティング。もちろん無農薬です。
すべてのトマトが水に沈みます。
水っぽいトマトは浮き上がるんだそうです。
煮てます。
できるだけ煮詰めないように。
あくをとって・・
皮と種を取り除きます。
ビンに詰めて・・
王冠をしたら脱気処理(熱殺菌)し、完成です。
1回目のジュースは糖度10.9。
初回からかなりのもんです。
2回目は、なんと11.4度
過去最高の数値に近いです。
作りたてを飲んでも美味かった。
(ふつうは作りたては味が馴染んでなくて、きつい味がするもんですが・・)
一年ほど寝かせて熟成したら、これはうまそうだ。
だけど、いろんな意味で困ってしまった・・・。
抜群の出来なのに、どうしようかな・・。
あまりにも山作業が忙しい・・。
山作業をやめて、こちらに専念すべきかな、と思うこともあるけれど・・。
どちらも本当に楽しい作業だから、困ったもんだ。
人付き合いは嫌いだけれど、自然と接するのは気分が良い。
ひたすら自然相手に登山道を治しているか、
ひたすら自然相手に農業をしているか。
パソコンで報告書を作るのは大嫌い。
講習会で偉そうに話すことも本当は嫌いな仕事。
自然を相手にした作業がしたい・・・。
日々、悩む・・。