小笠原作業・・・石組み
1月17日から5年目(作業4年目)の小笠原が始まりました。
2月末までの登山道(遊歩道)整備です。
出発前の当麻町。寒さで川霧が立ち込める。
気温は・・マイナス20℃くらい。
小笠原丸に乗って・・。新造船は快適でした。
オガジロウに見送られ・・・
冬は荒れ模様が多い海ですが、奇跡的に海は静か。
24時間+2時間の船旅で、まずは下見で母島へ。
気温は23℃。北海道との気温差40℃以上。
母島は何とかなりそうな施工場所。
木道交換もあるのね・・。
これでも大雪山の木道よりはよっぽど立派だけど・・。
下見終わって父島へ移動。
見送りの時、一人のおじさんがペットボトルの水を撒いて絵を書き始めた。
クジラだ!!
ハハジマメグロも・・
このおじさん。やるな・・。
そして父島。
今年もなかなか難しい場所があるなぁ。
昨年、護岸工事をやった場所。
短時間の集中豪雨があったらしく、最後の3石ぐらいが崩れていた。
この補修から始まりました。
けっこう大仕事だよ。
今年は父島母島合わせて総勢50名ほどが作業に参加。
毎日入れ替わりで5~10名が作業します。
小笠原役場からは20名以上が参加。お仕事大丈夫ですか・・。
石組み作業はまずは石集め。
今年はテコ棒の使い方を覚えてもらおう。
と思ったら、やっぱり力業に・・。
体力使うのが好きなのね。
それでも大石はチェーンブロックで引っ張る。
ひたすら巻く!
石を引っ張る。
ひたすら巻く!!
今度はチルホールを用意しようと思います。
そして並べる。
じつは補修は難しい。
何もないところから一から始めるほうが簡単なんです。
今ある石材のピンポイントに合わせていくのは大変です。
またこの場所は一番の水流が当たる場所。
それでも皆さん頑張っています。
泥だらけになりながら・・やるね。
石を斫ったり。
岩盤を削ったり。いろいろとやります。
チェーンを巻くときは静かに巻きましょう。
3日たっても終わらない。
でも難しい場所です。時間をかけてでもしっかりやりましょう。
ケガしないようにね!!
自然に合わせるのは大変です。
でも人間のやり良いようにしてしまうと自然と合わなくなります。
基準は自然です。
現場をよく見て、面倒がらずにやっているときっとできます。
のんびりやりましょう。
こんな感じで小笠原作業、2月末まで続きます。
今日は作業が休みの日。
夕方から一年ぶりのアオリイカ釣りだ!!