小笠原父島遊歩道整備、完了。母島へ。
本日、ようやく父島での遊歩道整備が完了しました。
整備に参加してくれた人は30名以上。
延べ人数はその倍以上になります。
皆さん、お疲れ様でした。
毎日が楽しい講習会でした。
最終日は今シーズン初の一人作業。一人作業も気楽で良いもんだ。
皆さんは本業のガイドや役場業務に戻ります。
今年は大場所がありました。
今年最大の大場所です。
この足場板を取ってくれないか、とのこと。
もちろん、取るだけでなく、歩きやすいようにしてくれとのこと・・。
護岸工事ですね。
考えに迷ったら周りを見る。
侵食場所を見ることも大事ですが、ヒントや条件はけっこう周りにあるもんです。
周りを見ると、けっこう大石がある。
チェーンブロックを使えば出来そうだぞ・・。
10年前の大雪山でも同じシチュエーションがあったぞ・・。
ということでまずは石集め。
とはいえこの場所で使う石は大きくなければならない。
この石は小さいほうね。
このくらいの石は良いね。
テコ棒の使い方は教えたけれど、だんだんと力任せになっていく作業員。
見ていて怖かったゼ。
でもこの作業は楽しかったようです。
全力を出してモノが動く。達成感があったようですね。
石が動いた時のうれしそうな顔を見ていると、
ああやれ、こうやれとは言いにくいもんです。
ケガしなければまぁいいや。
そしてここからが正念場。
この日は平均年齢が少々高いオールドメンバー。
だけど皆さんいろいろなことを経験している。
危険を知っている。
よしやるぞ!と言っても一拍おいて動き出す。
こういう作業にはベストメンバーでした。
初日のメンバー。
ガイド兼民宿のオーナー。海山ガイド宿カフェ農業もする会社の親分。
役場の力持ちスポーツマン。小笠原ガイドのボス。
作業は最初の基礎が肝心。
下段の一番肝心な場所に時間をかけます。
進み具合が遅いと感じたようだけど、良いペースでしたよ。
チェンブロックを使った作業は大雪山ではあまりやらないけれど
とても面白い。機会があれば良いのだけどね。
二日目は10人を超える作業員が来てくれました。
裏込めのために人海戦術。
人がたくさんいてもチェーンブロックでは少しずつしか動かせない。
焦らずに、慎重に。
だんだんと積みあがるにつれ作業者にも最終の形が見えてくるようです。
そして、完成。
足場板が・・・
無くなって、普通の登山道になりました。
施工前は足場板の下は土壌が崩れて何もなかったのですが・・
施工後は普通の道です。地元の人でも気が付くかな。
最終日のメンバー。
役場の方3名。猫捕獲の若者4名。捕獲隊のボス1名(ガイド)。ガイド2名。
石集めも合わせて2日半の作業。
道具とやる気と根気があれば、これくらいはできるんです。
大雨で壊れませんように。
今年初参加で活躍してくれたガイドさんを紹介。
竹ネイチャーアカデミーの二人。
武田竜平さん。山ガイド。
寡黙な山ガイド(ガイドでは喋ってました)。
力があり、落ち着きがあり、作業をよく見ている。とても頼りになりました。
かわぐちたっぺいさん(字がわからずスミマセン)。海ガイド。
体力があり、腰が軽い。要領を掴むのが早い。
最終日は助かりました。
猫捕獲隊も含め、こういう人たちとの作業は楽しいもんでした。
作業が終わり、良い雨が降りました。
雨量が多いと道を見に行きたくなります。
「よし、一人で見に行くか」と思ったら ・・・ 一人じゃなかった!!
現場には作業に来てくれていたガイドさんが来ていました。
施工個所が気になったようです。
こういう人がいてくれたらなんだか安心です。
本で知識を知るよりも、教科書で技術を覚えるよりも
雨の登山道を見るほうが、よほどいろいろなことがわかります。
「自然をよく観察すること」
基本中の基本です。
雨の道歩きが自分一人じゃなかったこと、これは本当にうれしいことでした。
水の流れる位置と木材の曲がりを合わせてもらった場所。
予定通り、良い位置に水が流れていましたよ。
そしてお疲れ様会。20名以上の参加。
本当にお疲れ様でした。
来年もこんな施工と飲み会が出来ればいいですね。
これにて父島の遊歩道整備が完了。
明日からは母島整備。
けっこう難しい場所が多い。が、
難しい場所には燃える男です。
頑張ります。
心残りはこいつ。
このエギに釣らせてやりたかった。
中古で購入したものでしたが、以前、小笠原で泳いだことがあるエギでした。
4.5号。前のオーナーも小笠原遠征用に使ったようでした。
たまたまですが何かの縁、キロサイズをと思っていたのだけど・・・。
数回の釣行で11パイ。良型はダメでした。
ですが今回はまだチャンスがありそう。
母島で作業後、父島でも少々過ごします。
その時には・・・必ず・・。