小笠原父島作業の終了

1月の16日から始まった父島での遊歩道整備は2月12日で今年の作業が完了しました。
実質の作業は約20日間。
納涼山への道や電信山の一部、衝立山から千尋岩にかけての観光メインルートなど
いくつかの場所で近自然工法での施工を行ないました。
 
この間、施工にあたっては毎日たくさんの地元関係者の方に手伝っていただきました。
どの人も、歩きにくい道をなんとかしたいという思いや崩れていく道を止めたいという思いが
あり、きつい作業でしたが快く手伝ってくれました。
 
おかげさまで段差処理を中心に約200段の木階段を設置することができました。
今後のメンテは必要ですが、踏圧による侵食は減少し、歩きやすさも格段に向上したと思います。
 
 
      難しい施行が多くゆっくりとしか進みませんが皆さん楽しんで作業をしてくれました。
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雨降りも多く、土が泥に変わり厳しい作業もありました。
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難しい進まないと言いつつ、できた施行は丁寧で見事です。
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小学4年生も参加。木材の荷上げもします。
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歩きにくい道はとっても狭い。作業もたいへんです。
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黙々と岩盤をハツる。
踏み面が少しでも広がれば歩きやすさはかなり違います。
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作業の半分は荷上げ。
20~40㎏を担ぎ4㎞の道のりを歩きます。
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みんなが感じたこと。
おもい!! きつい!!
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親分と子分。
親分の荷は子分が背負う?
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普段一緒に作業をしているグループはチームワークも見事です。
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力が強い、歩くの早い、根性ある、女性です。
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若い人の参加も多くありました。
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作業場所の選定では地元の方と歩きましたが、
自分の地元北海道とはあまりにも違う風景。ほとんど観光客になってました。
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小学生も整備を手伝う。
大人になっても残る施工であってほしいものです。
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力仕事だけど、楽しそう…ですね。
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ひたすら荷上げのみをしてくれた若者3人組。
根性ありました。おかげでその後の作業がかなり楽になった。
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夕方になると疲れもピークに。
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この短い期間に衝立山周辺だけでも1トン以上の木材が人力で荷上げされました。
苦労して運び苦労して直した道です。
今後、侵食が弱まり施工したものが周囲に馴染んでくるとさらにいい雰囲気が出ます。
まだまだメンテナンスも必要ですが、手をかけていくと
愛着のある道になっていくと思います。
地元の皆さん、今後もよろしくお願いいたします。
お疲れ様でした。
 
明日からは母島で作業が始まります。こちらもがんばります。