小笠原 遊歩道整備中
現在施行中の小笠原遊歩道整備は、地元のさまざまな方が協力して作業しています。
毎日2~10名の人が参加し荷上げや施工をしています。
近自然工法というやり方なので施工方法をレクチャーしてから作業します。
ここ2日は千尋岩付近の整備。
この場所は踏圧侵食から始まった裸地化、流水による拡幅が見られます。
雨が降るととても滑りやすく、また赤土が靴にべったりついてしまう場所のようです。
施工前、施行中、施行後
木材を仮置きして完成形をイメージしてもらいます。
自分は最初の一段だけ施工しますが、あとは皆さんにお任せです。
簡単な場所であればすぐにやり方を覚えてくれます。
悪くない完成度です。
参加者は年代もさまざま。役割分担も自然とできてきます。
気温は20度を超え北海道人としては暑い中の作業。
おそろいのユニフォームがかっこいい。
別角度から施工前、施工中、施工後
完成イメージが大切。
完成。杭を使わないシンプルな階段工。簡単で強度もあります。
歩いても不安なし。雨降りでも滑りにくくなりました。
踏圧による侵食は少なくなりそうです。
作業場所すぐ近くからの風景。
いいところで作業してます。
帰り道。
マルハチの木(シダの仲間)。
ネズミの食痕を記録する東京都レンジャー。
いろんなことを記録してました。
遊歩道は昔の軍道を利用しているところが多く、
道幅が広い個所が多くあります。
一人海岸で木材確保をしていたら夕日がきれいでした。
正直言って人に教えるよりは自分で施工するほうがずっと楽です。
と言うよりは教えるのは苦手です。
でも最近は、人がいい施工をすると自分のこと以上にうれしく思うようになりました。
できればこの工法を少しでも続けてもらえれば、と願います。