小笠原整備 その一

地元北海道、旭川でマイナス30℃を記録したころ、
常夏の小笠原諸島で遊歩道の整備をすることになりました。
 
出発の日は吹雪で除雪をしないと道路に出れない状況でしたが、
今は、暑くて夜に窓を開けて寝ることもあります。日本は広いですね。
         
         小笠原丸で25時間の船旅。
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泊まっている部屋からの風景。街中です。
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翌日から早速作業開始。やることは大雪山とほとんど変わりません。
作業中はほとんど半袖、汗かきます。大雪山の夏のよう。
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この業務は小笠原役場からの依頼で、作業員も役場関係者や地元ガイド、
東京都レンジャーなどさまざまな人が関わっています。
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                    近自然工法での施工には木材や石材を多く使います。
         現場に石材が少ないときは人力で運んできます
         荷上げ。なんといってもこの作業がきつい。
         距離が近いので何とかなりますが、これで約70~80㎏。これを数往復。
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施行前後。木階段を施工。
生えてる植物は違えど道の状態は大雪山にもよくあるものです。
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こちらも施工前後。
大雪山でやってきた施工がほぼ同じ形で使えます。
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作業は、自分が荷上げとアドバイスを担当。
施行はできるだけ地元の人にやってもらいます。
やる気があるので覚えも早い。荷上げは苦手のようですが・・・。
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昼食は浜辺の休憩所にて。
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作業をしていると小鳥が寄ってきます。
メジロ。警戒心が弱く、すぐそばまで寄ってきます。
北海道では声は聞こえど姿は見えないウグイスは1mほどのところまで寄ってきます。
小笠原の動植物は内地とはちょっと違うようです。
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かなり困ったのがこいつです。
リュウゼツランの仲間。外来種ですが、遊歩道のいたるところにありました。
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葉っぱの先のとげが半端でなく痛い。
不用意に踏み込むと服の上からでも刺さり、流血します。
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作業後、暗くなるまでの30~40分は釣りの時間。
何よりも楽しみな時間。
だけど小笠原の魚はそんなに甘くないようです。なかなか釣れない。
一級ポイント。潮が川のように早く、強い。半端なやり方は通用しません。
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今のところ、こんなカマスのような奴が釣れただけ。
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防波堤ではアオリイカ。きれいなイカだった。
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こんな感じであと一か月ほど作業する予定です。
体力が持てば良いですが・・・。
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頑張ります。