美瑛岳の登山道整備

8月23日

今年も美瑛岳での整備に参加してきました。
これは山岳関係者が協働で登山道整備をしていこうと数年前から行われている企画です。
美瑛山岳会が企画、今では山岳関係者だけでなく、一般登山者も参加してくれています。

      40人近い人が参加。段取りがたいへん・・。
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当日朝の天候は曇り。
ガスの中を荷上げ人が続々と湧いてくる。
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木材、鉄ピン、道具
整備はとにかく荷上げから・・。
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ガスの中での整備かと思いきや・・青空が見え・・
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晴れた!!
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現場までの道のりは長く、
途中はこんな沢も渉ります。
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上のほうに人がいます。
けっこうな深さ、高さ。怖いね。
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3時間ほど歩いて現場に到着。
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ここからはチームに分かれて作業です。
施工班 5チームと荷上げ班
自分は何でも屋として参加。
荷上げ班の班長は女性。
元気な野郎は班長よりは担がなければならんね。
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作業班は班長に従ったり補助したり。
いろいろと考えながら・・・難しい場所もありました。
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今回の施工箇所は踏圧侵食、流水侵食による土壌流出が見られた場所です。
今年はまず、流水による侵食を減らすため排水処理を多く行いました。
施工前
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施工後
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こまめな排水処理で流水の圧力を減らします。
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排水処理以外にも、階段工も。
施工前
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施工後
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悩んだ階段でした。
施工前
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施工後
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来年の排水処理を考えての土留め
施工前
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施工後
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路肩の保護も。
施工前
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施工後
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こんな素材も使いました。テンサーと言います。
施工前
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施工後
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現地の礫が使えるときは非常に施工しやすい資材です。
施工前
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施工後
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適所に配置するとこんなシンプルな施工でも高い効果があります。
施工前
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施工後
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水の流れる道、人が歩く道、排水先の侵食、歩きやすさ
様々なことを考えて施工しましたが、きちんと機能してくれるでしょうか。

思った通りになっているかを見に行くのも楽しみになります。

考えつつ悩みつつ施工してくれた皆さん、お疲れさまでした。

何よりも、石材を集めてくれた人、荷上げしてくれた人には感謝です。
どれだけ知識や技術があっても、材料がないと施工できません。
荷上げ人は登山道整備には一番必要な人たちです。

また来年‥と言いたいところだけどもう次がある。
8月27日にはパークボランティアの方々と裾合平で整備。
8月29日には有志の方々と北海沢付近の崩れを整備。
8月30日には美瑛富士方面で整備講習会。
9月6日には姿見園地で「たまには山に恩返し」整備。
9月13日には愛山渓で有志の方々と整備。

いいねぇ、山がどんどん補修されていく。
体力ある限り、頑張りましょう。