結いの道の、根っこと杭
下條です。
小笠原の思い出話が続きますが・・・
父島、母島を歩いていると、
色んなところに、過去に行なった施工個所があります。
今回は桑の木山から扇浦に続く道で・・
その中で、とても印象に残ったものがありました。
一見全然わかりませんが・・・
横に伸びた木の根っこが、両側で押さえられて
動かないようになっています。
ひとつは、元々あった、自然のもの。
木の根っこを、別の根っこが食べているのです!
ガブッ
その横にもうひとつ。
木で作ったレの字の杭を逆さにして、根っこを上からおさえています。
さっきの根っこと逆で、上からかぶりついているような。
パックン
ぴょんと飛び出していて足を引っかけるので危ないからと、
切られるところだった根っこでしたが、
こんなに珍しい形で生きているのだからと、
この形でおさえることにしたそうです。
もう4年前の施工だとか。
見事に食べている・・。
切られなくて良かったね。
他の根っこに偶然噛みつかれ、
さらに人との出会いで変わった根っこの運命。
素敵なものが見れました。
扇浦遊歩道(結いの道)という道の途中にあります。
通りがかったら、ぜひ足元に注目してみてください。
しもじょう