小笠原のウグイス

下條です。
小笠原の思い出をまた・・。

びっくりする変わったいきものばかりではなく、
小笠原には、ウグイスもいます
北海道と同じ、ほーほけきょのウグイスです。

しかし小笠原のウグイスは、
なんだか北海道のウグイスと様子が違っていました。


父島、千尋岩への道中に出逢ったウグイスの鳴き声です↓


うぐいすin父島


な、なんててきとうな鳴き方・・・

行く前にうわさで少し聞いてはいましたが、
予想以上のてきとうっぷりでした。

「酔っ払いみたいだ」「ちゃんと鳴けよ」と飛ぶヤジ。

ウグイスは、上手に鳴くほど異性にモテるそうなので、
北海道で出逢うウグイスたちは、
「まだやってる!」というくらい、必死に練習しています。

これでちゃんと嫁が見つかるのかな???

ウグイスにも、土地柄があり、
色んなやつがいるものですね。

そのゆるさはなんだか好きですが・・・
嫁が見つかるといいね!


しもじょう

小笠原で出逢ったいきものたち

下條です。
小笠原で出逢った変わった生き物たちをご紹介します。

おそらく、オガサワラチビクワガタ
チビクワガタの中では最大級の大きさだとか
チビだけど、でっかい
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オガサワラオカモノアラガイ
米粒みたいに小さいカタツムリ。
母島の固有種です。
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母島メグロ
こちらも母島の固有種。
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崖を歩くヤギたち
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あかぽっぽと呼ばれています。落ち着いています。イメージ 6
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町中にいました。
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クジラ
これは近くでプシューっと急に潮を吹いたときでした。びっくりした・・・!!イメージ 15
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亀!(カメセンターにて)
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こんな小さいカエルが・・・
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成長するとこんなに大きく!!
やたらとズドーンとしてます。かっこいい。
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夜の浜辺を歩いているのは・・・
お、大きい!
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海を見に行くと、
一緒に泳いでいた、サメとエイ!
目が離せない・・・

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小さいマイマイから大きなヤドカリやカエルやエイまで・・・
後半になるにつれてだんだん迫力を増してくる見たことのないいきものたちに、
見るたび驚き心臓ばくばくしてました。

小笠原での仕事① オガグワの森・・その後・・

北海道山岳整備の岡崎です。

今期の小笠原作業では今までになかった場所に関わることが出来ました。
オガグワの森を歩く道を作る仕事です。
以前お伝えした島民参加の道つくりイベントもありました。
その続きを少しだけ。

実は、作業前まではかなりアバウトな話しか聞いておらず、
この道に関してのしっかりした計画がわかりませんでした。
でもそれが良かったのかもしれません。
なんせ、すべて現場合わせ。
設計図なんてあったら、自分にはできなかったでしょうね。

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主催の村役場からは
「これから島民の方々が関わって作っていく森にしたい」との要望。
そういうアバウトな感じのほうがありがたい。
だけど、地域の人が気にしてくれる場所にするには最初が肝心。
最初がテキトウになると、企画自体がテキトウだと思われる。
関係者に無理を言って、できる限りをやらせてもらいました。
今秋にオガサワラグワの植樹があるポイントまでの道を作りたかったんです。

イベントのあと、3日間ほど追加施工を行ないました。
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やったことはいつもと同じですけどね。
基礎木を配置して・・
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階段になる横断木を設置。
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砂利や石を運び入れて、詰め、階段状にしていく。
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斜度があり、滑りやすい斜面に道をつけるには、長い木材を使います。
皆さんに頼んで運んでもらいました。
最初はこのくらいの長さだったのに・・
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だんだんと長くなる木材。
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普通の土木作業ではこんなものは使わないだろうね。
楽しそうに運んでいるのは助かります。
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設置するのも一苦労ですが、この方法はここが肝心。
何度もやり直して良い位置を決める。
この基礎木の設置で作業の大半が決まります。
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自然木は曲りがあるのが普通。
曲りを活かした施工を考えなくてはなりません。
発想は大胆に。
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自生している植物も傷つけないように配慮しつつ、作業は繊細に。
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荷重を下に伝えるように、うまいこと配置しなければ。
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曲がっている基礎木もぴったり繋ぐ。
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たまたまだけど、バッチリです。
こうならなくてもほかの手段もあるけどね。
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立ち木をうまく回り込むには曲がった基礎木が必要でした。
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良い感じに歩けそうです。
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近自然工法は自然の現象を利用します。
自然界の現象に「杭」なんてありません。
「引っかかる」という現象を作りました。
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杭を使わず、引っかかりで固定するには
チェーンソーでの小技も必要です。
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時には石を砕いたりも。
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斜面に階段ばかりでは足を休ませることが出来ません。
ときにはスロープを作って斜面の登りに緩急をつけます。
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横断の丸太は表面を均す。
滑りにくくするためと、踏み面を広くするため。
斜面に合わせて均す角度も微妙に変化をつけます。
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そんな作業をアカポッポがのんびり見ておりました。
作業中、2度ほど見かけました。
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作業の様子を見に、村長さんと副村長さんが来てくれました。
村長さんからは「思い入れのある場所にしていきたい」との言葉。
単年度では難しいですが、島民参加を続けていくことで自然とそうなると思います。
頑張りたいです。
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副村長さんはそのまま作業に参加。
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最後の日には施工した個所を点検。
イベント後の3日間の作業には、役場の方々のほか
ガイドさん、環境省職員、東京都レンジャー、島民有志などなど
たくさんの方々に手伝っていただきました。
数えると100段ほどの階段が出来ていました。
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オガグワの森は赤線の内側。
道のイメージは緑の線。
今回はそのうち黒線部を施工しました。
全体の2割も進んでいません。
まだまだ出来る部分があるということ。
楽しみがあるということ。
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滑りやすい斜面に、基礎木を配置して階段になるまで。
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とても歩きやすくなりましたが、自然がこれを良しとするかはわかりません。
使った資材は外来種の「アカギ」。
腐食に弱い時もあり、シロアリが繁殖するとひとたまりもないようです。
ですが、繁殖力が強く、刻んだ丸太からでも芽が出るほどの木。
うまくいけば生物資材として定着してくれるのですが・・
あとは自然次第です。
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最後に太い木材が余りました。
もったいないので・・
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切り株を利用して・・
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受けを作るのね・・
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切り株に合わせると、置いただけでちょうど良く動かなくなりました。
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座ってください。
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誰でも歩けて、崩れない道になりますように。
オガサワラグワの植樹だけでなく、
楽しくするアイデアはたくさんあります。
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皆さんと考えながら作っていきたい森ですね。

オリンピック閉会式

下條です。今日はオリンピックの閉会式。

小笠原、高尾にいる間に行われていたオリンピック。
印象深い思い出は、
帰りのフェリーを待っている間にフィギュアスケート男子の二人がメダルをとったことでした。

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この日の出来事


待合所に流れる放送。
「おがさわら丸のこととは関係ありませんが、ただいまフィギュアスケートで、
羽生選手が金メダル、宇野選手が銀メダルを取りました。」

こんな放送を流してくれるおがさわら丸、素敵です!

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小笠原から始まった日々のブログ更新は今後もつづけようと思います。
ブログの達人おがちゃんの、毎日ブログ更新の秘訣は「暇であれ」
気持ちの問題ですよね!?なんだかとっても大事なことのような気がします。

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またこの写真。


しばらくの間は思い出し日記が多くなりそうです。

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さっそく思い出の写真。バレンタインデーにもらったチョコレート。

しもじょう

吹雪の地へ・・・

下條です。
旭川へ帰ってきました!

空港を出たら・・・
吹雪でした。

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2月も終わりというのに、1月のはじめと雪の多さが変わっていません。。
いや、増えたような・・・

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家についてさっそく、
小笠原の皆さんからいただいたお土産を広げてみました。
(すでにフェリーの中で食べてしまったものも・・・)

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う~嬉しい。大事に頂きます!


小笠原を出てからすごく時間がたったような気がします。
すでにとっても懐かしい。。

なんだか別世界に行っていたような、不思議な感覚です。

高尾山、最終日。

下條です。
今日は、小笠原から始まった出張の全ての最終日でした。
最後の日は、雪模様。
作業を終えて、高尾山内を、少し案内してもらいました。


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小笠原、高尾山での1か月半、
すごく貴重な経験をさせてもらいました。
たくさんの気持ちが湧き出ては葛藤したり嬉しかったり涙したり
本当に学ぶことだらけの日々でした。
それだけ、たくさんのことを感じることができたこと、
そんな場所にいさせてもらったことに感謝です。


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帰ったらやることてんこもり。やりたいこともやまもり。
出逢った人のこと、記録係のこと、書きたいこともまだやまもりです。
この一か月半を吸収して頑張るぞー!


ついに明日北海道へ帰ります。

都レンジャーさん大集合

下條です。高尾山での講習会が始まって、3日がたちました。
高尾・奥多摩・御岳・檜原の4地区にいる
各地域の都レンジャーさんたちと、連日一緒に作業を行っています。

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仲の良さが伝わってきました。
とっても楽しそうな雰囲気。

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「長いシンキングタイムが楽しい」という声が多々ありました。

全員で知恵を絞って考える、カーリングのようだ!という声も。


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やっぱりまずは荷上げから!
集まった全員が、担ぎました。
赤色ユニフォームがかっこいい。
大人数で結構な迫力です。


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昨日までで合計5個所の施工を、
都レンジャーさんたちと一緒に行いました。

その間、たくさんの登山者が、
歩きやすくなったねと声をかけてくれました。

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どこをやったかもわからないくらい自然に馴染み、
多くの人が施工したことに気が付かない場合が多く、
それがとてもとても素敵なのですが、
毎日のように歩いている方の多いこの場所だからこそ、
いつもの場所が変わったという変化がわかるのだなあと、
驚きと嬉しさがありました。


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登山者とたくさん会えるのは高尾山ならでは。

今日はこれから高尾山最後の作業です。